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確守
「確守〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
確守の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
誓約書 一、今回大借につき家政改革、永遠維持の方法を設くるについては、左の件々を
確守すべき事。 一、家法改革につき隠宅に居住いたすべき事。 一、衣食住のほか、毎....
「作者の住む世界」より 著者:豊島与志雄
の文章などを読んでみると、既成作家と新進作家とが対抗して、既成作家は文壇の地位を
確守しようと警戒し、新進作家は文壇を乗っ取ろうと努力してる、とそういった感じを与....
「二・二六事件に就て」より 著者:河合栄治郎
。真理は一度地に塗れようとも、神の永遠の時は真理のものである。此の信念こそ吾々が
確守すべき武器であり、之あるによって始めて吾々は暴力の前に屹然として亭立しうるのである。....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
みなこれを酒色に投じ、貯蓄の念を起こさざらしむという。 そのほか、一般に時間を
確守せざること、なにごとも明日に延ばす風あること、郵便物の間違い多きこと、応接辞....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
は自然だ。 全身をあげて彼らは搏つ、生きるがためには、 惨害――自己と地位の
確守だ。 勝て。 弱者は畢竟するに弱者に過ぎないのだ。 勝て。 その外は....