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碼
「碼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
碼の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「白髪小僧」より 著者:杉山萠円
いました。身には袖の広い裾の長い白絹の着物を着て、上に黒狐の皮の外套を重ね、頭に
碼瑙《メノウ》の冠を戴いて、手に黄薔薇の籠を持ちました。そうして足に鹿の鞣皮《な....
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
……」 陳長財は、現在、山崎にとって、ごく必要な人物だった。彼は、もと、上海の
碼頭苦力だったという話である。中津が、青島から帰りに、周村でつれてきて、呉れてよ....
「雷峯塔物語」より 著者:田中貢太郎
られるか判らないのですもの、それよりか、私が二三十両持ってますから、ここを出て、
碼頭のあたりで、小さな薬舗を開こうじゃありませんか」 許宣も人の家の主管をして....
「光と風と夢」より 著者:中島敦
っていたが、どうして、南洋の豚は立派に泳ぐ。大きな黒牝豚《くろめすぶた》が五百|
碼《ヤード》も泳いだのを、私は確かに見た。彼等は怜悧《れいり》で、ココナットの実....
「谷より峰へ峰より谷へ」より 著者:小島烏水
石になっている、鱗がくっついているのかとおもう、赤くぬらくらしたのもあれば、黄な
碼碯色のものや、陶磁器の破片のように白く硬く光っているのもある、青い円石の中に、....
「蛇性の婬 」より 著者:田中貢太郎
られるか判らないのですもの、それよりか、私が二三十両持ってますから、ここを出て、
碼頭のあたりで小さな薬舗を開こうじゃありませんか」 許宣も人の家の主管をして身....
「秘密の庭」より 著者:チェスタートンギルバート・キース
ンタンは四つん匍になって、おそろしく細密な職業的な注意を払って、死体の附近二十|
碼四方の叢や地面を検べた。博士も下手ながら英大使もうろうろしながら手伝った。しか....
「空家の冒険」より 著者:ドイルアーサー・コナン
お更にこのレーヌ公園と云うのは、大変人通りのある処である上に、更にその家から百|
碼もないくらいの処に、車の立場もあるのであった。しかし射撃の音響をきいたと云うも....
「自転車嬢の危難」より 著者:ドイルアーサー・コナン
肩越しに後を振り返ってみましたら、やはり自転車に乗った一人の男が、私の後方二百|
碼くらいのところをついて来るのに目が止まりました。その男は中年の、身体の小さな、....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
またその精神力は偉大にして高尚なるものはいずれもこれを把握する力なく、身の前五|
碼《ヤード》以上を見る明なく、従って叡智に富む人類の恩人の見解を取容れることは全....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
の魚雷を発射したのであった。そうして、再び潜行し、今度は入江の鼻――距離約二千|
碼とおぼしいあたりから、とどめの二矢を火焔めがけて射ち出したのである。 この逆....
「一週一夜物語」より 著者:小栗虫太郎
いるくせに。……もっと黒檀紳士は、明けっ放しの人かと思っていたわ。つまり、四十|
碼スクラムからスリークォーター・パスになって、それを、私がカットして好|蹴をタッ....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
代から酒を飲むと伯父や兄のようになるのが恐いと言って禁酒していた。運動では六百|
碼の全校一の選手だった。 治国平天下の青雲の志があって、四高へ入っていたが、老....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
が触れたことがないような土地が、数多く耕やされているのを、確かに見た。それは五|
碼《ヤード》」]ないし十|
碼《ヤード》」]ごとに大きな石や岩があり、犁を使う時に....
「イグアノドンの唄」より 著者:中谷宇吉郎
浅黄色《あさぎいろ》の葦《あし》が一面に生い茂った葦叢《あしむら》の中を、数百|
碼《ヤード》ばかり無理にカヌーを押して行くと、突如として、静かな浅い流れに出る。....