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磐井
「磐井〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
磐井の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「遠野へ」より 著者:水野葉舟
ら兵役に行って来た男らしく見える。 私は立ったまま黙って地図を見ていた。この「
磐井」「盛岡」の地図の表は山の記号《しるし》で埋まっている。この山と山の重なって....
「奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
中の主要部分たる胆沢・和賀・江刺・稗貫・紫波・岩手の六郡を領し、さらに南に出でて
磐井郡の平泉に根拠を構え、砂金その他の豊富なる国産によって豪奢を極め、直接音信を....
「間人考」より 著者:喜田貞吉
録し、和名抄には、伊勢朝明郡、安房長狭郡、美濃不破郡、下野河内郡、同芳賀郡、陸奥
磐井郡(?)等に杖部郷または丈部郷があり、その族人の古史古文書に見えるものが甚だ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
もしれなかった。――とまれ、宮のお身柄は、当夜、ただちに二条の馬場殿(一説には常
磐井殿の内)へ拘禁されたとまでは世間へも知れていたが、宮の候人殿ノ法印以下随参の....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
であったことは明かであるが、北秋田の方では羽が赤いから蕃椒鳥だというに反して、東
磐井郡では嘴が真紅で蕃椒に似ているからといい、鳩より小さくして茶褐色だとあるのが....