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磐余
「磐余〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
磐余の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「死者の書」より 著者:折口信夫
覚えて居る。あの時だ。鴨が声を聞いたのだっけ。そうだ。訳語田の家を引き出されて、
磐余の池に行った。堤の上には、遠捲きに人が一ぱい。あしこの萱原、そこの矮叢から、....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
即したものとして味うと特色が出て来るのである。 ○ 百伝ふ
磐余の池に鳴く鴨を今日のみ見てや雲隠りなむ 〔巻三・四一六〕 大津皇子 題詞に....
「人生における離合について」より 著者:倉田百三
破れたときにはその悲傷もまた深刻である。万葉集の巻の三には大津皇子が死を賜わって
磐余の池にて自害されたとき、妃山辺の皇女が流涕悲泣して直ちに跡を追い、入水して殉....
「古事記」より 著者:太安万侶
天皇・仁賢天皇 清寧天皇 御子のシラガノオホヤマトネコの命(清寧天皇)、大和の
磐余《いわれ》の甕栗《みかくり》の宮においでになつて天下をお治めなさいました。こ....