磨き上げる[語句情報] » 磨き上げる

「磨き上げる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

磨き上げるの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
高山の雪」より 著者:小島烏水
上がって見えたりするが、雪の動作は、それとは反対に岩石を擦り円め、滑らかにさせ、磨き上げるのである。ただ岩石の硬軟に依って、時間の相違はあるが、結局同一相を呈す....
わが妻の記」より 著者:伊丹万作
除と整理。これはもう極端に偏執的である。たとえば自分の好きな所はピカピカ光るほど磨き上げるが、興味のない所は何年もほこりが積み放しになつている。家の中のある部分....
トンカトントンカッタカッタ」より 著者:今野大力
多くの女工のなった縄を仕上げるのが彼女の役である。片手で木製の車を廻し片手で縄を磨き上げる老えた彼女の労働は容易な事ではない。彼女の手はてろてろに磨滅していて皮....