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磯浜
「磯浜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
磯浜の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「貝の穴に河童の居る事」より 著者:泉鏡花
ったかしら。……別嬪の娘の畜生め、などとぬかすでしゅ。……白足袋をつまんで。――
磯浜へ上って来て、巌の根松の日蔭に集り、ビイル、煎餅の飲食するのは、羨しくも何と....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ころで、それだけの心ある奴でなければ、得るところはあるまい。 常陸《ひたち》の
磯浜の海岸から、大利根の河口まで、蜒々《えんえん》として連なる平沙二十里、これだ....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
島を右に、鹿島灘《かしまなだ》へ出て銚子、矢田部。
北上して――。
大洗から
磯浜、平磯、磯崎……磯前《いそざき》神社あり。
つぎに阿漕《あこぎ》、松川磯の....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
出した。侍は、二人を、睨みつけたまま、じっと、立っていた。
祇園橋を渡って、
磯浜の方へ――右手は低い土堤《どて》であった。その土堤続きの柵の中に、大砲と、弾....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
に、わあっと浜辺の方から吠えかかって来る菊水の一|旒と一隊もあった。 裏一帯は
磯浜なので、尊氏以下、宝満寺の本営では、楠木兵が海から突いて来ようとは考えられも....