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示寂
「示寂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
示寂の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
円寂 木喰五行明満聖人品位 六月初五日」 これによると、九十三歳の円満|
示寂《じじゃく》は疑うところがない。 与八は右の婆さんからこの物語を聞くと、ホ....
「雪の宿り」より 著者:神西清
大乱である。貞阿はそんな話をして、序でに一慶和尚の自若たる大往生ぶりを披露した。
示寂の前夜、侍僧に紙を求めて、筆を持ち添えさせながら、「即心即仏、非心非仏、不渉....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
のは、何といっても、晩年熊本に定住してからの武蔵である。五十七歳以後、六十二歳で
示寂するまでの彼である。もっともその前にも、五十五歳で養子の伊織を具して、小笠原....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
いかを、疑い且つ憂いつつある一人なのである。この疑いには若干の根拠がある。芭蕉|
示寂して数十年の後に、有名なる『七部集』というものが結集せられ、末法の徒の有難い....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
の起りは片手で握った形が、骨張った馬の背なかに似ているからだろうが、それを仏陀の
示寂と結び付ける理由はなお不明である。あるいは元はただ二月の祭の日に作る団子で、....