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示顕
「示顕〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
示顕の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「科学者と芸術家」より 著者:寺田寅彦
釈のつかなかった問題が、偶然の機会にほとんど電光のように一時にくまなくその究極を
示顕する。その光で一度目標を認めた後には、ただそれがだれにでも認め得られるような....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
最も優れたかのニュートンは、自然界の立派さに対する最も深い内察と同時に神の全能の
示顕に対する最大の畏敬をもっていたのであるが、そのニュートンですら、運動の力学に....
「メールストロムの旋渦」より 著者:佐々木直次郎
して死ぬのはなんというすばらしいことだろう、そして、神さまの御力のこんな驚くべき
示顕のことを思うと、自分一個の生命などという取るにも足らぬことを考えるのはなんと....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
るはずだ。 十月七日――おれは秘密を解決した。それはゆうべ判ったのだ――一種の
示顕を蒙ったように突然に判ったのだ。なんという単純なことだ――なんという怖ろしい....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
はテクニカルになかなかぬけ目なく、仏はいつも菩薩という人間の生活と混交し説明し、
示顕してゆく行動者をもっています。文学精神にしろそういうところもあるでしょう。 ....
「美の日本的源泉」より 著者:高村光太郎
と並んでいる。聖林寺の十一面観音像は又これとは離れて独立した天平後期の雄大の気を
示顕する。 今は原作を見るよしもないが、天平盛期にあたっていしくも聖武天皇は国....