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社会科
「社会科〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
社会科の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「彼」より 著者:芥川竜之介
。同時にまたマルクスやエンゲルスの本に熱中しはじめたのもそれからである。僕は勿論
社会科学に何《なん》の知識も持っていなかった。が、資本だの搾取《さくしゅ》だのと....
「芥川の事ども」より 著者:菊池寛
ョオがいかなる社会主義者よりもマルクスを理解していたことなどを感心していたから、
社会科学の方面についての読書などもいい加減なプロ文学者などよりも、もっと深いとこ....
「科学と文学」より 著者:寺田寅彦
なった人間も多数にありはするが、それは物質科学の方面だけが先駆けをしてほんとうの
社会科学、現在のいわゆる
社会科学よりももう少し科学的な
社会科学、がはるかなかなた....
「愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
彼とをひとつの全体として、生を与うる絶対に帰一せしむる基礎なくしては支えがたい。
社会科学の前に生命の形而上学がなくてはならぬ。 この書を出版してよりすでに十五....
「金属人間」より 著者:海野十三
嬢ちゃん、さあ、いらっしゃい。学童諸君も大学生諸君も、早く見ておいたがよろしい。
社会科に関係あり、理科に関係あり。 このめずらしい『鉱物』を見おとしては一代の....
「イデオロギーの論理学」より 著者:戸坂潤
ことが出来る。「イデオロギーの論理学」はマルクス主義にのみぞくする。 だが之は
社会科学的公式の適用を導来することを目的とする。夫々の文章がそれ故、論理上の問題....
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
めのものだという点を、注意して欲しい。 一九三二・一〇 東京 戸坂潤 第一部「
社会科学」的イデオロギー論の綱要 云うまでもなくそれ自身としてはブルジョアジー....
「読書子に寄す」より 著者:岩波茂雄
することにした。吾人は範をかのレクラム文庫にとり、古今東西にわたって文芸・哲学・
社会科学・自然科学等種類のいかんを問わず、いやしくも万人の必読すべき真に古典的価....
「生活と一枚の宗教」より 著者:倉田百三
それがどういうような歴史をとおって今日までたどってきたかということを観察するのは
社会科学上の観察であります。唯物史観というものはそういうような見方であります。そ....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
たとき、父は、一九世紀中になさるべき二つの大なる仕事――歴史を書き上げることと、
社会科学を建設すべきこと――が残っていることを力説した。これらの二つの仕事のうち....
「法学とは何か」より 著者:末弘厳太郎
よって発見された自然法則を利用する。それと同じように、政策学としての実用法学は、
社会科学としての法社会学が発見した法に関する社会法則を利用して、立法や裁判の合理....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
の中に湧いてくる。 鼻垂先生と天狗先生は賀川市長を市長室に訪問して色々と面白い
社会科学発明について物語った。 「市長さん、社会組織も発明によらなければ駄目です....
「作家としての問題」より 著者:小川未明
物的に闘争しつゝあるという見解のもとに、疑いを抱かない、肯定的な議論であります。
社会科学としては、それも重きをなす学説にちがいありません。そして、それを信ずるこ....
「純情主義を想う」より 著者:小川未明
あるばかりでなく、また真理の前に正直であるからである。今日、真面目なる学生等が、
社会科学の研究に趣くのを不思議としないであろう。 一八五〇年代のロシアの学生が....
「所謂批評の「科学性」についての考察」より 著者:戸坂潤
るとはどういうことなのか、批評の科学性とは何か。社会的認識とか、所謂思想性とか、
社会科学的公式とか、芸術史的考察とか、そういうものらしいものがあれば科学的で、な....