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社友
「社友〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
社友の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「長谷川君と余」より 著者:夏目漱石
川君の這入《はい》って来た姿を見たときは――また長谷川君が他の昵懇《じっこん》な
社友とやあという言葉を交換する調子を聞いた時は――全く長谷川君だとは気がつかなか....
「彼岸過迄」より 著者:夏目漱石
の健康状態やらその他の事情に対して寛容の精神に充《み》ちた取り扱い方をしてくれた
社友の好意だの、また自分の書くものを毎日日課のようにして読んでくれる読者の好意だ....
「博士問題とマードック先生と余」より 著者:夏目漱石
いうのがこの友の感想であるとかいって来た。そうかと思うと悪戯好《いたずらずき》の
社友は、余が辞退したのを承知の上で、故《こと》さらに余を厭がらせるために、夏目文....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
政、荒井泰治の人々がいた。また矢野次郎、角田真平、高梨哲四郎、大岡|育造の人々は
社友であった。次で八月に保は攻玉社の教員を罷めた。九月一日には家を芝|桜川町十八....
「平塚明子(らいてう)」より 著者:長谷川時雨
という名が、讃美、感嘆、中傷、侮辱、揶揄《やゆ》と入り交って、最初は青鞜社員から
社友に、それからは一般の進歩的婦人の上にふりそそがれた。 『青鞜』は最初、社会的....
「経世の学、また講究すべし」より 著者:福沢諭吉
らざるを祈り、論ずるときは大いに論じ、黙するときは大に黙する者をもって、真に我が
社友と認むるのみ。ただ漫然たる江湖において、論者も不学、聴者も不学、たがいに不学....
「呑仙士」より 著者:夢野久作
日から新しくなった。昨夜の親友が間違えて行ってくれたものだったという話。 同じ
社友で、国原三五郎というのがいる。これに準
社友の芋倉長江画伯を取り合わせると古今....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
る者なり。その工夫発明、まず一人の心に成れば、これを公にして実地に施すには私立の
社友を結び、ますますその事を盛大にして人民無量の幸福を万世に遺《のこ》すなり。こ....
「京都学校の記」より 著者:福沢諭吉
明治五年|申《さる》五月|朔日《ついたち》、
社友|早矢仕《はやし》氏とともに京都にいたり、名所旧跡はもとよりこれを訪《と》う....
「子規居士と余」より 著者:高浜虚子
も時におとずれくるるに期せずして小会を開くことさえ少からず。きのうは朝より絵師、
社友、従軍同行者と漸次おとずれて点燈後鳴雪翁来給いたり。やがて碧梧桐、紅緑来りぬ....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
が据えられる。みんなが一斉にこちらを向く、そうして堅くなっている。 潮音の旧い
社友で、土地の歌壇で元老株のお医者さんの山下秀之助君が一場の歓迎の辞を述べて、こ....