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祉
「祉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
祉の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道徳の観念」より 著者:戸坂潤
と呼んでいるものが、丁度この道徳性の世界のことで、之が決意(及び責任)・意図と福
祉・善悪(及び良心)・の三段階を含んでいるのを見れば、この点すぐ判ると思う。決意....
「警察官職務執行法」より 著者:日本国
族、知人等が見つからないときは、すみやかにその事件を適当な公衆保健若しくは公共福
祉のための機関又はこの種の者の処置について法令により責任を負う他の公の機関に、そ....
「大脳手術」より 著者:海野十三
移植手術そのものが悪いといっているのじゃない。移植手術のすばらしい進歩は、人類福
祉のために大いに結構だ。しかしこの種の手術を施行するについては、瀬尾教授のやって....
「技術の哲学」より 著者:戸坂潤
が出来る。資本主義の社会では発明という生産技術上の独創は、無論社会全般(?)の福
祉を増進するためにこそ奨励されねばならぬと考えられているにも拘らず、それが全く個....
「娯楽論」より 著者:戸坂潤
較べて遙かに社会的な特性を備えた観念であり、又もっとズット現実的で積極的な社会福
祉の原理である、ということを予め注意しよう。と云うのは幸福なるものは元来一つの要....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
的承認を受くる時代が早晩到来する。われ等は決してあせらない。われ等は常に人類の福
祉を祈りつつ、心から真理に対する人類の把握力の増大を祈願して居るものである。 (....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
はその闘争の下に血を搾《しぼ》る。しかし今日、社会の苦悩となるものは、後日その福
祉となるであろう。そしていずれにしても、闘争する者をここに難ずべき理由は一つもな....
「調査機関」より 著者:中井正一
比して国立の研究調査機関の比重が次第に増大しつつある。これは自由主義国家観から福
祉国家観への転換の反映であろう。すなわち、完全な自由放任は決して福
祉をもたらすゆ....
「政治に関する随想」より 著者:伊丹万作
あるためには、その選挙の結果が多少でも政治の動向に影響力を持ち、ひいては国民の福
祉に関連するという事実がなくてはならぬ。そんな事実がどこにあつたか。 なるほど....
「フランケンシュタイン」より 著者:シェリーメアリー・ウォルストンクラフト
すね。君たちは、このさき、人類の恩人として敬慕され、君たちの名は、人類の名誉と福
祉のために大いに死に立ち向った勇敢な人々に属するものとして、崇敬されることになる....
「決闘」より 著者:神西清
した。……初めのうちは接吻だ、静かな宵だ、誓いだ、スペンサーだ、理想だ、社会の福
祉だ……。なんという絵空ごとだ。正直のところは手を取り合って女の亭主から逃げ出し....
「青春の息の痕」より 著者:倉田百三
の問題、経済革命の問題もその根本を一度神学的に批判されるのでなければ、全人類を福
祉あらしめる恒久の平和の原理を見いだすことは不可能であろう。一つの民族の光栄とは....
「深川の散歩」より 著者:永井荷風
ように思返すばかりである。 冬木町の弁天社は新道路の傍《かたわら》に辛くもその
祉を留めている。しかし知十翁《ちじゅうおう》が、「名月や銭金いはぬ世が恋ひし。」....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
運営については、その費用は国家が負担し、積立金も勤労国民大衆のために使う、この福
祉に使うということを主張しておるのであります。したがいまして、この実施を一年ない....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
人智の発達複雑化に伴って、自然生活から変化して来たものであります。それは人間の福
祉幸福を望んで造りなされたために、もちろん便利、迅速、知識的でありますが、しかし....