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「祝祷〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

祝祷の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
「祈祷を致すのでございますか」 と新郎がやゝ驚いた様に小声できく。媒妁は頓着なく祝祷をはじめた。 祈祷が終る。妻が介抱して、新郎新婦を握手させる。一旦新婦の手....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
の収入、すなわち結婚公示免除、結婚免許、灌水《かんすい》式、説教、会堂や礼拝堂の祝祷《しゅくとう》、結婚式、などの収入について、司教はできるだけ多く富者から徴収....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
》の口を、市と世界とに差し出したのである。全く市と世界とに(訳者注 ローマ法王の祝祷中にある言葉)である。永遠の都市と、しかも底知れぬ下水道。 他の方面におけ....
チェーホフ試論」より 著者:神西清
の響きが伝わってくる。なぜ人はそれを弔鐘と聞くのだろう。それは一つの進化を告げる祝祷の調べではないか。なんでそれをわざわざ悲劇に仕立てる必要があるのか。――それ....