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神の使い
「神の使い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
神の使いの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ありと信ずるその物をその一族の族霊というので、予は先年『人類学雑誌』上でわが邦諸
神の使い物は多くその神を奉ずる一族の族霊たりし由を説いた。例せば確か兎は気比宮か....
「幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
貴方が何の様に骨折ったとて少しも秀子の身を幸いにする事は出来ません、云わば秀子が
神の使いの様な者で神の意一つで幸福にも不幸福にも成るのです。其の神へ願わずに他人....
「青蛙神」より 著者:田中貢太郎
時から慧で、姿容がよかった。六つか七つの時、青い衣を着た婆さんが来て、 「わしは
神の使いだ」 と言って、座敷へあがりこんで、蛙神のおぼしめしを伝えた。 「わし....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
てせしごとき全滅を行わず、なるべく無害な物を保存して神木神獣とし、これを敬愛して
神の使い者としたのは、無類の上出来で、奈良、宮島の猴鹿から、鳥海山の片目のカジカ....
「現代忍術伝」より 著者:坂口安吾
ニ妙光。マニ妙光。マニ妙光」 「コウーラッ」 神の怒りは、まだ、とけなかった。
神の使いは、菊松の両手をつかんで、ズルズルとひきだした。 「コウーラッ」 神の....
「フランケンシュタイン」より 著者:シェリーメアリー・ウォルストンクラフト
せん。ただ、私が死んでから、まんいちあの怪物が姿を見せたとしたら、つまり、復讐の
神の使いがあなたのところへあいつを引っぱってきたら、そのときは生かしておかない、....