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神仏混淆
「神仏混淆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
神仏混淆の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
やしろ》がありました。むかしは日輪寺も氷川神社も一緒でありましたが、明治の初年に
神仏混淆を禁じられたので、氷川神社は服部《はっとり》坂の小日向神社に合祀《ごうし....
「魔法修行者」より 著者:幸田露伴
あり、仏家が「九字」をきるなど、道家の咒を用いたり、符※の類を用いたりしている。
神仏混淆は日本で起り、道仏混淆は支那で起り、仏法|婆羅門混淆は印度で起っている。....
「旅愁」より 著者:横光利一
だと思った。いずれは露れ出ることであるからは、最初に云っても良いとも思われたが、
神仏混淆の権現造の建築に、さらにカソリックの尖塔を加える困難は、ただ建築様式とし....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
がくすぶっている。田物《たなつもの》、畑物《はたつもの》を供えた器《うつわ》も、
神仏混淆《しんぶつこんこう》のチグハグなもので、あたり近所から、借り集めて人寄せ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
それがある時は殺生小屋《せっしょうごや》であり、ある時は坊主小屋であり、あるいは
神仏混淆《しんぶつこんこう》に似たる室堂《むろどう》であったりする。 由来、坊....
「武州喜多院」より 著者:中里介山
いてやや意外の思いをしたが、本来東照宮はこの喜多院の中の一つの存在であったのを、
神仏混淆がやかましくなって以来の分離なのだから、喜多院所蔵と覚えていてもさして無....
「こま犬」より 著者:岡本綺堂
がれることは出来ないで、神社も神体もみな何処かへ押流されてしまった。時はあたかも
神仏混淆の禁じられた時代で、祭神のはっきりしない神社は破却の運命に遭遇していたの....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
大明神は本地|阿弥陀如来、春日明神は本地釈迦如来というようになっており、いわゆる
神仏混淆が行われていたのである。 この両部の説は宗教家が神を仏の範囲に入れて仏....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
この時代のことで、おもしろい話がある。これは
神仏混淆の例証ではありませんが、やはり神仏区別のお布令からして仏様側が手酷しくや....