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「神使〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

神使の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
い物は多くその神を奉ずる一族の族霊たりし由を説いた。例せば確か兎は気比宮か白山の神使だった、ローマのカイゼルが英国に討ち入った時兎雄鶏鵞を食わぬ民あったと記した....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
年の団子坂は狐使いでしたが、今度は犬ですね」と、松吉は口を出した。「四国にゃあ犬神使いというのがあるそうだが、そんな者が横浜まで出て来やあしますめえ」 「まあ、....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
ごたらしいお仕置をうけて可哀そうでした。これが江戸じゅうの評判になって、お紺は犬神使いだなどという噂もありましたが、種を割ってみれば今云ったようなわけで、唯その....
桶狭間合戦」より 著者:菊池寛
げに来たのだ」と云いもあえず消えてなくなった。 其他に、駿州の鎮守総社大明神に神使として目されていた白狐が居たのが、義元出発の日、胸がさけて死んで居たとも伝え....
十二支考」より 著者:南方熊楠
から毒虫を駆り尽くすに余り力を入れ過ぎて太鼓中途で破れ、その挙また破れかかった時神使下ってこれを繕い目出たく悪虫を除き去り、爾来《じらい》永久この国の土に触れば....
十二支考」より 著者:南方熊楠
し。知らぬが仏と言うものの、かかる事は何卒為政者の気を付けられたい事だ。 猴を神使とせる例、『若狭《わかさ》郡県志』に上中郡賀茂村の賀茂大明神降臨した時白猿|....
十二支考」より 著者:南方熊楠
り、皿より飛び出で遁《に》げ去った。やがて宿主の娘は刑せられ、この霊験の故に鶏を神使と崇《あが》め、サンドミンゴの家々今に鶏毛もて飾らるという事じゃ(グベルナチ....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
につきては後で詳しく申上げますが、兎に角新たに幽界に入ったもので、斯う言った神の神使、西洋で申す天使のお世話に預からないものは一人もございませんので……。 幽....
憑き物系統に関する民族的研究」より 著者:喜田貞吉
、狐・狸・貉、猫・蛇などの動物の類が来て憑くというのは、この第一の場合である。犬神使い、外法使い・狐持、外道持などいわれるものは、この第二の場合である。古い物語....