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「神力〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

神力の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
白蟻」より 著者:小栗虫太郎
ろしさを覚えるのは、滝人のあくことのない執着だった。それが一方において、強烈な精神力を築き上げてしまい、彼女には自分の外界がどう変ってゆこうが、そんな事にはてん....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
究訓練に邁進しております。 また第一次欧州大戦中に、戦争持久の原因は西洋人の精神力の薄弱に基づくもので大和魂をもってせば即戦即決が可能であるという勇ましい議論....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
十六日 ◯異状なし。 ◯朝、常田君|漢口よりかえりて初めて来訪あり、話を聞く。精神力と幸運にて、かぼそき方の身体の所有者たる君は助かったり。(目下、千葉県) ◯....
鶴は病みき」より 著者:岡本かの子
ですとも、何しろ日本の作家達は西洋を真似るのに非常に性急です。それから、体力や精神力に全幅的な大きさが無い。従って一部分を概念的に真似るに過ぎないんですね。」氏....
海底都市」より 著者:海野十三
》のあたりにうようようごめている結核菌《けっかくきん》を拡大して見せさせたり、精神力の衰弱状態を映写幕の上に波形《なみがた》で見せさせたり、そのほかいろいろなこ....
今昔ばなし抱合兵団」より 著者:海野十三
うけている市民はいない。従って、われわれほど、すぐれた防空施設を持ち、且つ防空精神力を持った人間はどこにもいないというわけだ。つまり我々は、日本空軍のおかげで、....
怪塔王」より 著者:海野十三
とおくなり、やがては死んでしまうおそれがあります。しかし青江三空曹は、あくまで精神力でもって、そうなるのをくいとめています。 「ああもうすこしだ」 と、小浜兵....
太平洋魔城」より 著者:海野十三
ー」 「ふ、ふ、ふーん」 ミンミン島人もロップ島人も、クイクイの神のおそろしい神力を目の前に見て、腹の底からおどろきのこえをあげて床の上にひれふした。 だが....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
か? 果してこれ等の故障に打勝ち得るか?』 最後の必勝――人力は有限であるが、神力は無限である、故障とな! そうしたものは絶対に存在せぬ。われ等が過去に於て嘗....
若草物語」より 著者:オルコットルイーザ・メイ
いし、わるい心も起らないものです。身体にも心にもよく、お金や流行ものなどより、精神力や独立心をあたえてくれます。」 みんなは、はたらくことにきめました。よろこ....
高原の太陽」より 著者:岡本かの子
んなニヒルの仲間達に煽てられたもんですが、詰らないことです。僕の盛り上って来た精神力でほんとうに人生を勇敢にこれからは掴み取れそうです」 翌日の夜も翌々日の夜....
おばけずきのいわれ少々と処女作」より 著者:泉鏡花
超自然力のあることを信ずる。これを強いて一|纏めに命名すると、一を観音力、他を鬼神力とでも呼ぼうか、共に人間はこれに対して到底不可抗力のものである。 鬼神力が....
宝永噴火」より 著者:岡本かの子
鶴に異性が眩惑するような若い肉体の香りの牽引があったとも思えない。むしろ旺盛な精神力に慧鶴の肉体の男性的な一部分はスポイルされていたかも知れなかったのだ。一たん....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
ホルモンを適当に保存する時は、ちょうど、草の尖端をつめて、幹を太らせるように、精神力、体力を充実させ、それによって偉大な事業、絶大な忍耐、神聖な生活道程をなし遂....
ベートーヴェンの生涯」より 著者:ヴェーゲラーフランツ・ゲルハルト
いたのだ。少し前から、身体のちからは今までになく増進している。――それに伴って精神力も。はっきり定義できないなりにしかし予感している目標へ、僕は日ごとに近寄って....