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「神効〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

神効の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
予も大分集め図説を作りある。備後《びんご》の人いわく兎糞を砂糖湯で服すると遺尿に神効ありと。また予の乾児《こぶん》に兎糞を乾かして硬くなったのを数珠に造りトウフ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
シア・エピデミカ》』三巻七章ウィルキン注)、蟾蜍《ひきがえる》の頭に魔法と医療上神効ありてふ蟾蜍石《ブフォニット》ありなど(一七七六年版ペンナント『英国動物学《....
暗黒公使」より 著者:夢野久作
を赤変す。綾羅錦繍触るるもの皆色を変ず。粒化して魚目に擬し、陶壺中に鉛封す。酒中神効あり。一|粒の用、命半日を出でず。死貌、悪食に彷彿すとあるが、ちょうどそれと....
十二支考」より 著者:南方熊楠
高価に售《う》る。狂犬に咬まれた者少しく服《の》まば即座に治る、また難産や疥癬に神効あり、その肉また甘《うま》ければ人好んで購《あがな》い食う」と言った。『淮南....
十二支考」より 著者:南方熊楠
ギス》およびアウン汗と戦う時、アウン汗の子、霧雪を興してこれを破ったもこの石子の神効に由るというほど故、これを手に入れんとて一切の所有物を棄てても十分引き合うべ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
ーフルを崇重する余りこれを神の子と称えた碩学《せきがく》すらある。これその強補の神効を讃えたに出づるはもちろんなれど、また一つはこの物土中に生ずるを不思議がる余....
蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
んごじゅ》を用いた如きも、珊瑚は毒に触るれば割れて警告を与え、ウニコールは解毒の神効が有るとされた信仰に本づく名残りであった。宝心丹は西大寺から出た除毒催吐の効....
三国志」より 著者:吉川英治
と、果たして男胎が下り、夫人は七日を経てもとの体にかえったそうです」 「そんなに神効があるものなら呼んでみよう。早速、計らってくれい」 病人は眸に希望をかがや....