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神名
「神名〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
神名の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「比較言語学における統計的研究法の可能性について」より 著者:寺田寅彦
つかしい語彙などが、かなりにもっともらしく、都合よくマライ語で説明され、また古代
神名や人名などにも、少なくも見かけの上でもっともらしく付会されるものが存外多いの....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
てその気持を形式化から救っている。第四句が中心である。 ○
神名火の磐瀬の杜のほととぎすならしの岳に何時か来鳴かむ 〔巻八・一四六六〕 志貴....
「桐生通信」より 著者:坂口安吾
国主のミコトの神社だ。八坂神社ならスサノオのミコトである。この美和神社は平安朝の
神名帳にも記載のあるユイショある神社であった。そこで私はチリメンのおそろいをきて....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
名は比良、長男は須曾麻呂、次女は宇礼と名のる。すべて神慮によって定められた神族の
神名である。神託によって本日より公然と山の神の祭祀一切つかさどるであろう」 と....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
リの祭神の名だそうです」 古田巡査が説明した。 「大倭大根大神とは聞きなれない
神名ですね」 新十郎がこう呟くと、古田は答えて、 「左様です。それがオーカミイ....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
れて夜空にひらいた。山車を飾った船の列は御座船の後に続いた。幾万の拍手はひびき、
神名は流された。 私は姉と別の小舟に乗って、参詣人の乗客たちと一緒に供奉の船の....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
だか誰だか分らないが、あるいは蘇民の森の塚にねむり表向きスサノオの名をかりている
神名不詳の一座に相当するのかも知れない。最初の帰順者、最初の忠臣である故に、人気....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
して、郷土史に合せて重大な秘密を諸国へ分散させ、また記紀に合わせて、適当な地名や
神名を各地につくらせるようなこともしたのではないかと思われます。新しい統治者がそ....
「牛」より 著者:坂口安吾
★ この山中に昔から里人の信仰あつい神社がある。今は県社であるが、大昔の
神名帳では大社になっているそうで、この辺の豪族だった国ツ神を祭ったものではないか....
「奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
も延喜の「神祇式」には斯波郡内の官社一社が載せられてあるが、これはおそらく古い「
神名帳」のままを収録したもので(「延喜
神名帳』は他にも往時のまま改めざる証少から....
「国栖の名義」より 著者:喜田貞吉
通じて同義となせる如し。続紀『天平神護元年、名草郡大領紀直国栖』と云ふは、紀伊国
神名帳『名草郡正一位紀氏栗栖大神』と相因む所あらん、云々。 とある。自分は本居翁....
「憑き物系統に関する民族的研究」より 著者:喜田貞吉
民の現れと見るべきものであろうと解せられる。 加賀の白山の天狗は鞍馬寺所伝天狗
神名記によるに、白峰坊大僧正というとある。そしてその下には正法坊という眷属天狗の....
「古事記」より 著者:武田祐吉
考として、天地のはじめの條の一部の原文を次に載せる。 天地初發之時、於高天原成
神名、天之御中主神、訓高下天云阿麻、下效此。次高御産巣日神、次神産巣日神。此三柱....
「古事記」より 著者:太安万侶
の命 天地のはじめ ――世界のはじめにまず神々の出現したことを説く。これらの
神名には、それぞれ意味があつて、その順次に出現することによつて世界ができてゆくこ....
「えぞおばけ列伝」より 著者:作者不詳
アイヌの神話伝説によく出てくる怪魔で,俗名をホヤウ(樺太方言でホヤウは蛇の義),
神名をラプシヌプルクル(翅の生えている魔力ある神)と称せられ,大蛇に翼の生えた姿....