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「神呪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

神呪の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
を有する悪龍が棲んでいて、土地の少女を其の生贄として取り啖っていたが、満巻上人の神呪によってさすがの悪龍も永く蟄伏し、少女の生贄に代えて赤飯を供えることになった....
般若心経講義」より 著者:高神覚昇
なりましたが、これからお話しするところは、 「故に知る。般若波羅蜜多は、是れ大|神呪なり。是れ大|明呪なり。是れ無上呪なり。是れ無等等呪なり。能く一切の苦を除く....
十二支考」より 著者:南方熊楠
や樹や花や果や、一切の工巧《てわざ》や百般の物を護る諸竜の名を挙げおり、『大灌頂神呪経《だいかんじょうしんじゅきょう》』に三十五、『大雲請雨経』に百八十六の竜王....
十二支考」より 著者:南方熊楠
埋めて牛疫を辟《さ》く。『記』にまたいわく、猴王作ったてふマントラ・シャストラ(神呪論)を講ずれば力強くて神のごとくなるという。ハヌマン像に戦士と侍者の二態あり....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
け根を折るウォウル街の株屋や、地下鉄で自ら進んで「|春の鶏」に足を踏まれたがる「神呪された胡桃」の多いのを目的てに、紐育で接骨医を開業しました。が、まずその電気....
対話」より 著者:宮本百合子
の容赦ない視線も逃れ、場合によると、活気を添える味方とさえ思われる。それに、破壊神呪咀の神は、自分の正面に来るものしか見えないのが特性です。三方は明いている。そ....
夢殿殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
のような動揺が起って行った。「何故生体に刀を入れる必要があるのです。庵主が大吉義神呪経の吸血伝説を信じているように、貴方がたも大変な誤ちを冒そうとして居ります。....
憑き物系統に関する民族的研究」より 著者:喜田貞吉
、後には僧を以て之に代へたものか)を座せしめ、衆僧も暗中に居て、代る/\陀羅尼や神呪を大声に唱へて、彼の僧を一時祈り殺す。こゝに至つて護法神は人味を受納せられた....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
徭を徴し、調庸を取り立つるの例によって、これを責めさいなんだがために、優婆塞の大神呪にかかって、悪死を遂げたという噺の如きは、浮浪の長の側からいえば、実際上それ....