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「神戸港〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

神戸港の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
陣中日誌(遺稿)」より 著者:山中貞雄
×月十一日―― 三井物産の大谷氏の話。 ××乗船ニ遅れた兵。事務長ガ無電ヲ神戸港ノ司令部ニ打ツ 兵来リテ汽車ニテ○○へ急グ 航行中ノ運送船ヨリ縄梯子ヲ....
大切な雰囲気」より 著者:小出楢重
入って漸く初秋を感じた時、顧みて何処が最も暑かったかを考えた時、私は日本の八月の神戸港頭に立った時と、殊に門司の街を午後三時に散歩した時のやるせなき蒸暑さが直ち....
私の活動写真傍観史」より 著者:伊丹万作
明治三十九年の秋だつたと思う。 当時七歳の私は父に連れられて神戸港新開地の掛小屋で活動写真に見いつていた。 天幕のすきまからはいつてくる風....
植物知識」より 著者:牧野富太郎
》より多量のバナナが日本の内地に輸入せられ、大きな籠《かご》に入れたまま、それが神戸港《こうべこう》などに陸上《りくあ》げせられた時はまだ緑色であった。それを仲....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
も喜んで一つの歌がでました。 御仏のみくににむかふ舟のうへのり得る人の喜べるかな神戸港頭の袂別 七月十二日にシンガポールに到着しました。同地の扶桑館という宿....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
」や「太政入道」をすぐ連想するのも無理ではない。 神戸市に一笑話が残っている。神戸港は平安朝時代に“大輪田ノ泊”といった荒磯である。 清盛は、港をきずき、宋....
私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
久しぶりの休日だった。私は摩耶山に登り、帰り道、おりからのなぎに油を流したような神戸港をながめて考え込んだ。 『よし、ひとつお伊勢参りに出かけてやれ』 そう決....