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「神楽師〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

神楽師の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
ん屋、水菓子屋などの店が立つ。神楽は村の能狂言、神官が家元で、村の器用な若者等が神楽師をする。無口で大兵の鉄さんが気軽に太鼓をうったり、気軽の亀さんが髪髯蓬々と....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
こへ集まる定連《じょうれん》のかおぶれを、ざっと記して置きましょう。 国学者兼神楽師 池田良斎 その一行 北原賢次 同 村田寛一....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
笛が世の常の俗曲を吹かなかったというばかりではない、集まっている者の大多数が、お神楽師《かぐらし》を名乗るくせ者であっただけに、物の音色について、かなりやかまし....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
んていうものを見て歩いてどうなるのです。変った人間の顔を見たいのなら、二十五座の神楽師《かぐらし》に面揃《めんぞろ》いをさせて見た方がよっぽど手間がかからない―....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
いました。七兵衛が、その連中にたずねてみると、その連中は上方《かみがた》から下る神楽師《かぐらし》だといっていましたから、そのつもりで話を合わせていると、七兵衛....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
よく考えてみると、それそれ、これは先日、武州の高尾山の宿坊で七兵衛と泊り合わせた神楽師《かぐらし》の一行の中の長老株の男でありました。 南条は扇面に地図を引い....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
の冬籠《ふゆごも》り連《れん》のうちに、一人や二人、無いとはいえまい。 例のお神楽師《かぐらし》にいでたつ一行のうちにも、然《しか》るべき音曲の堪能者《たんの....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
と共に武相の山谷に探検を試みたこともあったということを。 白骨谷へ集まった、お神楽師《かぐらし》を標榜する連中が、その崩れでないとは保証ができない。彼等の中に....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
みたところ、ここから近い阿佐ヶ|谷村には、遠い昔から、阿佐ヶ谷神楽といって、旧い神楽師の家があり、毎月、三峰神社の月祭りには、そこの家で調べを奏せて、秩父へ出張....