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「神流川〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

神流川の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
多く、賀美村の石神は日本の道祖神の総本家という伝えも残っている。そこを流れる川を神流川と云い、信濃から蓼科と八ヶ岳を越えて降りてくる古代の交通路に当っていたよう....
雪代山女魚」より 著者:佐藤垢石
に、八ヶ岳の頂には白い雪が降る。その初雪が解けて流れてくるのであろうか、裏秩父の神流川には、水晶のように清い水が淙々と音を立てている。 信越線新町駅に下車して....
魔味洗心」より 著者:佐藤垢石
しからぬ鮎の棲むわけであると思う。 そんな次第で、数は少なく形も小さいけれど、神流川や鏑川へ遡り込んだ鮎も、甚だ香気が高い。やはり、この二つの川の上流は、秩父....
水と骨」より 著者:佐藤垢石
漁るが、水温が高いためかどうも賞味できないのである。 ところが、片品川の奥や、神流川のように遠い雪の山から流れてくる川で漁れたものは格別である。殊に利根川の薄....
水の遍路」より 著者:佐藤垢石
川の山女魚には、数々の想い出がある。 裏秩父と、御荷鉾とがはさむ渓谷には、深い神流川が流れている。秩父古生層の洒麗な岩の間から、滴り落ちるこの川の水は、冷徹そ....