神祠[語句情報] » 神祠

「神祠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

神祠の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
追い恥かしめた旧慣が本邦諸処にあったから、猴をイソノタチハキというたので、イソは神祠の前を指す古名だろう。イソノタモトマイ、コガノミコ、タカノミコ等は古え※女《....
南島譚」より 著者:中島敦
る意外であった。 其の頃、私はパラオ民俗を知る為の一助にもと、民間俗信の神像や神祠などの模型を蒐集していた。それ故、知合いの島民の一人からマルクープ老人が比較....
黄山谷について」より 著者:高村光太郎
門外漢も安心して鑑賞できるのが何よりだ。 今、このアトリエの壁に黄山谷の「伏波神祠詩巻」の冒頭の三句だけの写真がかかげられている。「蒙々篁竹下、有路上壺頭」に....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
山にあり道邃《どうずい》法師所栽の菩提樹枝(果枝ならん)を取り商船に付し筑前香椎神祠に植ゆ、実に建久元年なり、同六年天台山菩提樹を分ちて南都東大寺に栽ゆとあり」....
上野」より 著者:永井荷風
向ヶ岡トハ東西相対ス。其間一帯ノ平坦ヲ成ス。中ニ花柳ノ一郭アリ。根津ト曰フ。地ハ神祠ニ因ツテ名ヲ得タリ。祠ハ即根津神社ナリ。祠宇壮麗。祠辺一区ノ地、之ヲ曙ノ里ト....
本朝変態葬礼史」より 著者:中山太郎
の棺を山へ舁《か》きあげ半《なかば》は土中へ埋め半は上より出す。棺の上には内地の神祠の勝男木《かつおぎ》の如きものを上げ置くなり云々。 さらに蝦夷風俗彙纂に....