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神経科
「神経科〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
神経科の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「楢重雑筆」より 著者:小出楢重
でお互に相通じる生活をしようとする結果かと私は考える。 神経と申しましても私は
神経科の医者ではありませんから、学術的なことは申しません、ただわれわれ絵描き社会....
「僕はもう治っている」より 著者:坂口安吾
僕はもう治っている 坂口安吾 今日(四月七日)どこかの新聞にボクが東大
神経科の三階から飛降り自殺をしたという記事が出た由、朝来各社の記者と写真班がつめ....
「精神病覚え書」より 著者:坂口安吾
べて患者の神経を苛立たせないように、これつとめ、これを専一に注意を払ってくれる。
神経科以外の病棟は決してこう行き届く筈はないだろうと思った。だから僕は、ほかの病....
「神経衰弱的野球美学論」より 著者:坂口安吾
このほど東大の
神経科へ入院したおかげでいくらか病気がよくなってからの二週間ほどたいがい後楽園へ....
「わが精神の周囲」より 著者:坂口安吾
れなかった。覚醒剤とアドルムを過度に服用しはじめたのは、この時からであった。東大
神経科へ入院したのは二月十七八日ごろのことで、そのときは、喋ることも、歩行もでき....
「小さな山羊の記録」より 著者:坂口安吾
ことによって、仕事への立直りを見出そうと祈念したゞけだ。 後日、千谷さん(東大
神経科外来長)が私にきいた。京都から失意のみを負うて帰京された、それから次第に、....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
日本人は特に精神病の発病し易い傾向にある人種だと思うが、どうだろう。 私は東大
神経科へ入院しているとき、散歩を許されて、ほかに行く場所もないので、再三後楽園へ....
「我が人生観」より 著者:坂口安吾
ちくずした半生だから、いろいろ病毒があるかも知れぬという怖れもあった。先般、東大
神経科へ入院中、精密な病毒検査をうけたが、全部マイナスであった。医学の心得がない....
「人生三つの愉しみ」より 著者:坂口安吾
内にアセトアルデヒドを蓄積するような体質でもあろうか。私はこの鼻汁が実に苦手で、
神経科の先生にも何度も訴え、その先生は耳鼻科の専門医に診せて下さったが、どうして....