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「神職〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

神職の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
古代国語の音韻に就いて」より 著者:橋本進吉
所もある。(昭和十六年二月校訂の時しるす) 本書は昭和十二年五月内務省主催第二回神職講習会における講義を速記したものであって、昨年三月|神祇院《じんぎいん》で印....
神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
の寄進ありし類)、(5)祭神、当該地方に功績また縁故ありし神社。 神社には必ず神職を置き、村社は年に百二十円以上、無格社は六十円以上の報酬を出さしむ。ただし兼....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
ように起こって来て、儒者は経典の立場から、武士剣客は士道の立場から、その他医者、神職、和学者、僧侶なぞの思い思いに勝手な説を立てるものがあっても、幕府ではそれを....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
熱い茶に塩漬けの小梅を添えて置いて行ってくれるころが、彼には朝だった。 里宮の神職と講中の宿とを兼ねたこの禰宜の古い家は、木曾福島から四里半も奥へはいった山麓....
貝の穴に河童の居る事」より 著者:泉鏡花
こう大儀そうにあった、若いにの。……和郎たち、空を飛ぶ心得があろうものを。」 「神職様、おおせでっしゅ。――自動車に轢かれたほど、身体に怪我はあるでしゅが、梅雨....
認識論とは何か」より 著者:戸坂潤
。独り資本主義的な生産に限らず、一般に生産活動から遊離した君子や士大夫、教化者、神職、のものであった以上、又止むを得まい。而もそれが、今日、資本主義的に高度な日....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
の重大な結果だというのである。氏は科学の本質をイデオロギーだとすることによって、神職的な学者同業組合によって神聖化された科学をば、世俗的な坊間のものにまで引きお....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
私の墓へ詣でて花や水を手向け、又十|日祭とか、五十|日祭とか申す日には、その都度神職を招いて鄭重なお祭祀をしてくださるのでした。修行未熟の、その時分の私には、現....
最古日本の女性生活の根柢」より 著者:折口信夫
主として信仰的に村々に、勢力を持っていたのである。 神主の厳格な用語例は、主席神職であって、神の代理とも、象徴ともなることのできる者であった。神主と国造とは、....
加利福尼亜の宝島」より 著者:国枝史郎
引き据えられた。 「これ貴様は何者だ?」 ゴルドン大佐がまず訊いた。 「土人の神職でございます」バタチカンは英語でこう云った。ジョン少年からバタチカンは、速成....
多神教」より 著者:泉鏡花
場所 美濃、三河の国境。山中の社――奥の院。 名 白寮権現、媛神。(はたち余に見ゆ)神職。(榛貞臣。修験の出)禰宜。(布気田五郎次)老いたる禰宜。雑役の仕丁。(棚村....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
いうと、非常に利益なことであって、従来僧侶に従属した状態になっていたものがこの際神職独立の運命が拓けて来たのですから、全く有難い。が、反対に坊さんの方は大いに困....
古事記」より 著者:太安万侶
この方はイクメ天皇の皇后樣におなりになりました。また近江の國の御上《みかみ》山の神職がお祭するアメノミカゲの神の女オキナガノミヅヨリ姫と結婚して生んだ子は丹波ノ....
神仙河野久」より 著者:田中貢太郎
くなった話を聞かされた。 明治三十四年五月、東京|麹町区飯田町の皇典講究所では神職の講習会があった。宮地翁はその時「神仙記伝」と云うものを編輯していた。神職講....
思想動員論」より 著者:戸坂潤
積極的になった処の国体明徴運動の如きは、林内閣の手によって祭政一致という超俗的な神職的神話に結びつけられ、夫によって政治感覚全体を著しく形而上学化したので、凡そ....