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神謀
「神謀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
神謀の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
てややしばらくするうちに、鍵金の外れる音がして扉が開いた。 それは、あの悪鬼の
神謀――つまり、水が氷に変る際の、容積の膨脹を利用して、鍵金の尾錠を下から押し上....
「昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
やらせようとする、わが軍令部総長の頭はいいではないか。実に総長上杉大将の考えは『
神謀鬼略』である。全海軍の士官や水兵が、「上杉さんは世界一の名将だ。」とあがめる....
「尊攘戦略史」より 著者:服部之総
ゆくすえの幕政倒壊を見越して、その場合にも一門だけは残るようにとの東照神君の
神謀から水戸だけは堂々尊王の家筋と定められた、などという説は、まっ正直に家康を神....
「三国志」より 著者:吉川英治
とわしとは、一方急に進んで、そこを衝くのじゃよ。なんと愉快ではないか」 「ああ。
神謀です。たしかにそれは一|刃敵の肺腑をえぐるものでしょう」 「街亭をとれば、孔....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
代屈指のひとりと数えられ、戦うや果断、守るや森厳、度量は江海のごとく、その用兵の
神謀は、孔明、楠の再来とまで高く評価している武辺でもある。 秀吉のごときはその....