»
票
「票〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
票の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「湖南の扇」より 著者:芥川竜之介
うぼく》のテエブルヘ僕と差向いに腰を下ろした。それから彼女の運んで来た活版刷の局
票の上へ芸者の名前を書きはじめた。張湘娥《ちょうしょうが》、王巧雲《おうこううん....
「毛利先生」より 著者:芥川竜之介
いた》ましい目《ま》なざしだけであった。
自分は眼を伏せたまま、給仕の手から伝
票を受けとると、黙ってカッフェの入口にある帳場《ちょうば》の前へ勘定に行った。帳....
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
。」
※
我我は如何なる場合にも、我我の利益を擁護せぬものに「清き一
票」を投ずる筈《はず》はない。この「我我の利益」の代りに「天下の利益」を置き換え....
「深夜の市長」より 著者:海野十三
グルッと廻して大通りの方へ逃げだした。 深夜の市長！ 実に奇怪な存在だ。家屋
票もついていないような穴蔵に棲み、何か事件が起ると直ぐ注進して来る者があり、そう....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
と、社会党の三軒茶屋の鈴木茂三郎氏と、自由党の東洋経済新報社長の石橋湛山氏とに投
票した。 ◯晴彦は去る九日首尾よく都立十二中（千歳中）の入学試験に合格した。英と....
「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」より 著者:内田魯庵
の行う処必ずしも正鵠では無い。且文芸上の作品の価値は区々の秤尺に由て討議し、又選
票の多寡に由て決すべきもので無いから、文芸審査の結果が意料外なるべきは初めから予....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
必要について賛成した。 「どうぞ御勝手に……」 「では選挙しましょう。これに御投
票を」 フランケが紙を配った。 皆が書いてしまうと早速開
票した。団長はフラン....
「英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
う。御主人の御本復を祈ります。じゃあ、ロンドンの中国大使館へは、私の方から取調べ
票を送って置きますから」 「はい、どうもありがとうございました」 「じゃあ御大事....
「政治に関する随想」より 著者:伊丹万作
、与えられた観察の機会をむだにしたという理由からである。すなわち、いまだかつて投
票場に近寄つたこともない私は、投
票場というものがどんな様子のものかまつたく知らな....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
感情もなおり、また一方で、ウォーラストンの誤解も分明になって、結局ただ一つの反対
票した。 デビーの妬み深いのは、健康を損してから一層ひどくなった。この後といえ....
「瘤」より 著者:犬田卯
ね。」 田辺青年は腕を拱いてそう答えたのであった。 三 予期以上の
票数を集めて彼は村会の椅子を獲得することが出来た。殆んど全部が再選で、依然として....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
数十名の法老相集まりて選定会を開く。これをコンクレイブという。そのときおのおの投
票を取り、その
票面に選挙者の名すなわち自名と、法王に当たるべき法老の名と両方相書....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
いは巡査、あるいは郵丁を模擬する等、すこぶる奇装を競い、笑声沸くがごとし。後に投
票を行い、その多数を得たるものに賞品を与えり。これまた船中の閑散無事を破る良案な....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
う状態になっておるけれども、日本の主権者たる国民が安保条約に対して正しき立場を投
票に表わすのが、主権者の任務なりと訴えてまいりたいと考えております。 第三の問....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
人も無産党候補の演説会とあれば、乱闘みたさに押寄せたもので「押すな押すなの三十八
票」といわれ、実際の
票にはならなかった。 昭和四年、日本大衆党から公認をうけて....