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祭主
「祭主〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
祭主の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
という気分が、豊かに漂うのであります。
それよりも大切なことは、祭壇があれば、
祭主がなければならないことですが、御安心なさい、烏帽子《えぼし》直垂《ひたたれ》....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
皇帝に倣って鋤をとるのであるが、この儀式の前には春の犠牲が捧げられ、これは皇帝が
祭主としてその人民のために豊富な収穫を得んがために上帝に捧げるのである。 1....
「『七面鳥』と『忘れ褌』」より 著者:佐藤垢石
老らは承久の故事を追い、鳳輦を海島に遷し奉るか、さもなくば主上を伊勢に遷し両宮の
祭主となし奉るべし―― とか、または、 ――大老は、関白尚忠と同腹にて、主上....
「えぞおばけ列伝」より 著者:作者不詳
ウといって悪魔払いに使う特別の木幣を六本作った.そしてその中の一本を取って熊祭の
祭主とし,他の一本に客人の役目を振りあてて納屋と便所の間に立てた. ふつうの熊....
「三国志」より 著者:吉川英治
の自己を嘆じ、なつかしくも思っているだろう。祭を営んでやるがよい」 と、馬岱を
祭主に命じ、あわせてその期間に、兵馬を休ませていた。 一日、魏延が説いた。 「....
「アイヌ宗教成立の史的背景」より 著者:知里真志保
ます。 漁撈に関して行われたこのような風鎮めの祭は、古くは酋長たるシャーマンが
祭主となってとり行われたものであり、その際に演じられる習いであった風の神退治の演....
「歳棚に祭る神」より 著者:柳田国男
言語挙動までも清浄を専らとしたのは、決して縁喜という類の幼稚なる論理からでない。
祭主は当然に家長の役であったが、家にも一国と同じく祭政分離の必要があって、優良な....