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禁固
「禁固〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
禁固の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「パルチザン・ウォルコフ」より 著者:黒島伝治
××は、表面やかましく云いながら、実は大目に見のがした。五十銭銀貨を一つ盗んでも
禁固を喰う。償勤兵とならなければならない。それが内地に於ける軍人である。軍人は清....
「琥珀のパイプ」より 著者:甲賀三郎
いましたが、一面の草原であった事は、あなたの方がよく御存じです。岩見は万引事件で
禁固の刑を受け、宝石を取り出す時機を失している中に、その土地に福島の家が建ちまし....
「ファシズムは生きている」より 著者:宮本百合子
がね、記事によると山岸敬明という人は事業家なのです。この人は、犬養首相を射殺して
禁固十年の判決をうけ、七年たった昭和十三年に仮出獄したそうです。それからまた不敬....
「家なき子」より 著者:楠山正雄
。わたしの目にもなみだがあふれ出した。 まもなく裁判は決まった。かれは二か月の
禁固と、百フランの罰金に処せられることになった。 ああ、二か月の
禁固。 ドア....