禁止[語句情報] » 禁止

「禁止〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

禁止の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
河童」より 著者:芥川竜之介
を弾《ひ》きつづけました。すると突然会場の中に神鳴りのように響き渡ったのは「演奏禁止」という声です。僕はこの声にびっくりし、思わず後ろをふり返りました。声の主は....
Mensura Zoili」より 著者:芥川竜之介
「外国から輸入される書物や絵を、一々これにかけて見て、無価値な物は、絶対に輸入を禁止するためです。この頃では、日本、英吉利《イギリス》、独逸《ドイツ》、墺太利《....
馬の脚」より 著者:芥川竜之介
狂したる罪は鼓《こ》を鳴らして責めざるべからず。否、忍野氏の罪のみならんや。発狂禁止令を等閑《とうかん》に附せる歴代《れきだい》政府の失政をも天に替《かわ》って....
恐しき通夜」より 著者:海野十三
った。その映画も、教育映画から次第にロマンティックなものへ、それから辛うじて上演禁止を免れたカットだらけの映画へ、更にすすんではカットのない試写ものへと移って行....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
に暖く、十一度なり。 ◯后七時の放送に、マ司令部発の二重大指令を報ず。官公職就任禁止及び排除解散令なり。 総選挙を前にして本令の施行は頗る効果的なり、政治及び....
二十五年間の文人の社会的地位の進歩」より 著者:内田魯庵
営する文芸協会の興行たる『故郷』の上場を何等の内論も質問もなく一令を下して直ちに禁止する如き、恰も封建時代の地頭が水呑百姓に対する待遇である。是れ併し乍ら政府が....
宇宙尖兵」より 著者:海野十三
にも僕の申し入れを全面的に承諾して、 「但しこのことは今後一定の時期まで、報道は禁止とするが、大事な点だから、諸君は了解して置いてもらいたい。先に要点だけをいえ....
梵雲庵漫録」より 著者:淡島寒月
たものであるらしい。 またそれほど烈しければこそ、多くの怪我人も出来て、後には禁止されたのである。 六 荒々しいといえば、五月人形の内、鍾馗に....
我が宗教観」より 著者:淡島寒月
聞していましたが、自分はハイカラの方だったので基督教が珍らしくもあったし、日本で禁止されたこの宗教に興味も唆られて、実は意味は分らなかったが、両国の島市という本....
思い」より 著者:伊丹万作
導の実をあげてもらいたい。 事変以来、官庁側の民間に対する指導方式の中には、「禁止しないが、自発的に取りやめろ」とか、「方法はそちらで考えろ」とかいう持つて廻....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
に外国貨物に重税を課し、例えば日本の燐寸の如き一本イクラに売らねばならぬほどの準禁止税を賦課している。が、こういう極端な保護政策を取って外国貨物を塗絶しようとし....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
れ、農業団体再編成の名のもとに官僚的農村支配を復活せんとしており、さらには、独占禁止法の改正によって財閥の復活を意図しておるのであります。今にしてこの反動逆コー....
まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
中から、研究の自由、学問の自由を擁護する運動が起っておらない。更に学校内の集会が禁止されても不思議を感じない、もっと飛躍した反抗運動はやるが、現実に自分達の学校....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
呼出しがかかった。『なんだろう』と私たちが警視庁に出向くと、治安警察法により結社禁止、解散が言渡されたのである。これがなんと結党して三時間後のことだった。 半....
魯迅さん」より 著者:内山完造
署長の名前で魯迅の捕縛命令を出させ、浙江省の名前において、魯迅の書いたものを発売禁止にした。そのうえ魯迅に逮捕状が出たので、ぼくは心配して、魯迅にしばらくかくれ....