禁治産[語句情報] » 禁治産

「禁治産〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

禁治産の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
文放古」より 著者:芥川竜之介
も、評判の遊蕩児《ゆうとうじ》と来ているんでしょう。そのために何でも父の話じゃ、禁治産《きんじさん》か何かになりそうなんですって。だから両親もあたしの従兄には候....
あらくれ」より 著者:徳田秋声
、此処《ここ》へ来た頃には、上《かみ》さんまで実家《さと》へ返して、父親からは準禁治産の形ですっかり見限《みきり》をつけられていた。 日本橋辺にいたことのある....
縮図」より 著者:徳田秋声
、それが売れない山と同じに先を越されて罐詰になっており、下手をすれば親類合議で準禁治産という手もあり、妄動して叔父たちの係蹄にかからないとも限らないのであった。....
若い婦人のための書棚」より 著者:宮本百合子
反対できないということにされている。 妻が日本では法律上無能力であり未成年者や禁治産者(精神異状その他の理由による)と同様独立の人格と認められなかったことは、....
カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
、母親の眼の前で、子供をずたずたに引き裂いてしまったんだ!……その将軍はなんでも禁治産か何かになったらしい。そこで……どうだろう? この将軍は銃殺にでも処したも....