禁漁[語句情報] » 禁漁

「禁漁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

禁漁の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
残されたる江戸」より 著者:柴田流星
必ずしも江戸ッ児ならずともだが、今では蕃殖を保護するというので、七月十五日までは禁漁とあり、旁名物の多摩川ものはそれ以後でなくば魚河岸にも現れず、二子に赴いても....
雪代山女魚」より 著者:佐藤垢石
種も尽きよう、という有様となった。 秋川も、一両年後に釣り尽くされるであろう。禁漁中の二月から、釣り人が入り込んで、まだ産卵後の、体力の回復しない黒く錆びた肌....
利根の尺鮎」より 著者:佐藤垢石
遡ってくる季節は、間もないことであろう。 二 私の少年の頃には、鮎釣りに禁漁期というものがなかった。それは、私がよほど大きくなるまで、そのままであった。....
若鮎について」より 著者:北大路魯山人
るが、わたしは一概にそうは思わない。 小田原の手前に酒匂川という川がある。まだ禁漁中にあの近辺のひとが酒匂川のあゆをよく盗み取りするが、わたしはそれをもらうこ....