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「禅刹〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

禅刹の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
雪の宿り」より 著者:神西清
堂衆といえば南都では学匠のことだが、それを浴主などというのは可笑しい。浴主は特に禅刹で入浴のことを掌る役目だからである。しかし由玄はこの通り名で、大|華厳寺八宗....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
「……では」 「待て」 「はい」 「立ちがけに江戸に廻れ。麻布村の正受庵という禅刹に行けば、そちの父青木丹左が、ゆうべ先に行き着いておる」 「はい」 「これに....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
、背をならべて、矢矧の大橋を睦まじそうに、渡って行った。 対岸の松の丘に、古い禅刹があった。その辺りを八帖山というせいか、八帖寺と寺の名も称ばれている。 「ど....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
地宮本村のある竹山城下が、その街道の一宿場にあたるし、そこにはまた、小さいながら禅刹もあり、武蔵と沢庵との年齢は、沢庵が十歳ほどの年上だし、また、細川家、その藩....