福富[語句情報] »
福富
「福富〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
福富の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新生」より 著者:島崎藤村
で、岸本が友達と一緒にこの詩を愛誦《あいしょう》したのは二十年の昔だ。市川、菅、
福富、足立、友達は皆若かった。あの敏感な市川が我と我身の青春に堪《た》えないかの....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
いに来たと云うた。石山氏は心を得ぬと云う顔をして、牧師から何の手紙も来ては居ぬ、
福富儀一郎と云う人は新聞などで承知をして居る、また隣村の信者で角田勘五郎と云う者....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
殺したというのだ。 馬琴の『※旅漫録』上に、名古屋で見た絵巻物を列した内に「『
福富《ふくとみ》の草子《そうし》』云々、京にありし日同じ双紙の写しを見たり、橋本....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
中で、午後には便船がないということで、余儀なくここに一泊した。この地にも同郷人の
福富恭礼氏が居たので、その案内で或る寺院等を見物したが、随分古い由緒のあるのもあ....
「円太郎馬車」より 著者:正岡容
―― トヽヽヽヽヽヽ、トン。 トヽヽヽヽヽヽ、トヽン。 その頃、圓太郎は新
福富町の四畳半ひと間きりしかない自分の部屋で、豆絞りの手拭で鉢巻をし、片肌ぬぎで....