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「福島正則〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

福島正則の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
島原の乱」より 著者:菊池寛
付自ら軍律に反した始末なのである。 この職充は平常士を好んで、嘗つて加藤清正、福島正則等、国を除かれ家を断たれた時、その浪士数十人を引取った程である。この時の....
小田原陣」より 著者:菊池寛
の名将として知られて居る程の人物だから、四万四千の寄手も相当に苦戦である。流石の福島正則みたいな向う見ずの大将も、一時、退却したくらいだ。実際に氏規の韮山城の好....
新版 放浪記」より 著者:林芙美子
が、たしか十八銭だったと覚えている。夜は近所の貸本屋から、腕の喜三郎や横紙破りの福島正則、不如帰、なさぬ仲、渦巻などを借りて読んだ。そうした物語の中から何を教っ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
主力となって、この城を築き上げた加藤肥後守の態度もわからないものだ。そこへ行くと福島正則の方が、率直で、透明で……短気ではあるが可愛ゆいところがあって、おれは好....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
言っていないのだから」 川中島の上月というのは、代々百姓をしているが、先祖は、福島正則《ふくしままさのり》が川中島へ配流《はいる》された時の一族だということで....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
この城により、後、秀次の城邑《じょうゆう》となり――関ヶ原の時にはしかじか、後、福島正則が封ぜられ、家康の第四子忠吉より義直に至って――この城を名古屋に移すまで....
血ぬられた懐刀」より 著者:国枝史郎
ながらもずば抜けた知恵者で、一面権謀術数に富み、一面仁慈寛大であった。加藤清正や福島正則や、片桐且元というような人さえ、幸蔵主には恩顧を蒙り、一目も二目も置いて....
茶漬三略」より 著者:吉川英治
めた。 同じ、御本陣を中心に――お味方の羽柴秀長殿の陣、蜂須賀彦右衛門殿の陣、福島正則殿の陣、浮田秀家殿の陣、黒田官兵衛殿の陣――そのほか旗差物のひらめく所、....