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「福州〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

福州の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地図に出てくる男女」より 著者:吉行エイスケ
々な方だから正義と自己の信念を愛したのです。貴方の汕頭での運命も広東軍の砲撃と、福州海軍の攻撃によって終って、西も東も分らぬ亡国の旅が始められるのです。 米良....
旅日記から」より 著者:寺田寅彦
下に文人画の小船がもやっていた。なんだか落ち着いたいい心持ちになる。…… 夜|福州路の芝居を見に行った。恐ろしく美々しい衣装を着た役者がおおぜいではげしい立ち....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
、土人からこんな話を聞かされた。 近年のことである。恵州の太守が一家を連れて、福州から任地へ赴く途中、やはりこの潮州を通りかかると、元来このあたりには野生の象....
銅銭会事変」より 著者:国枝史郎
淵甲斐守であった。銅銭会縁起録が開かれたまま、膝の上に乗っていた。 「往昔福建省福州府、浦田県九連山山中に、少林寺と称する大寺あり。堂塔|伽藍樹間に聳え、人をし....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
と、座敷のまんなかにごろりと大の字に寝っころがった。 安政の末ごろから、台州、福州を股にかけ沿岸の支那の漁村を荒らしまわっていた梅花の新吉の一味。親類づらをし....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
筍ト謂ヒ甚ダ美ナリ、留メテ取ラザレバ春ニ至テ亦腐朽シ、別ニ春筍ヲ生ジテ竹ト為ル、福州ノ人謂ツテ麻頭竹ト為ス(漢文) である。またこれは猫頭竹とも※頭竹とも猫児....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
老僧が私の所へ尋ねて来まして「時にあなたはシナ人であるというがシナはどこか。」「福州です」というと「あなたはシナ語を知ってるだろうな。」こりゃ困ったと思いました....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
けはしない。異国からいろんな物もはいりはしない。わけても堺商人はな、南蛮、呂宋、福州、厦門。大きな肚で商いをしているのだ」 「わかってます」 「どう分ってる」 ....