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福田恆存
「福田恆存〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
福田恆存の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「五〇年代の文学とそこにある問題」より 著者:宮本百合子
せざるを得なかった。 三 それならば一九四九年という年は、
福田恆存の概括にしたがって「知識階級の敗退」の年であったのだろうか。「かつての自....
「五月のことば」より 著者:宮本百合子
去年の暮、
福田恆存は、一九四九年を通観して、「知識人の敗北」の年と概括をした。これは、評論....
「心に疼く欲求がある」より 著者:宮本百合子
あるという現実は、作者に限りないいとしさと勇気とを与えた。 一九四六年か七年に
福田恆存が、ある文学を卒業する必要について若い女性へ語る文章をかいたことがあった....
「「下じき」の問題」より 著者:宮本百合子
を支えるいかなる支柱ともなり得なかった。 『人間』十一月号に、獅子文六、辰野隆、
福田恆存の「笑いと喜劇と現代風俗と」という座談会がある。日本の人民が笑いを知って....
「人間性・政治・文学(1)」より 著者:宮本百合子
現されはじめた。 その一つの例として、最近発足した「雲の会」がある。岸田国士、
福田恆存、三島由紀夫、木下順二そのほか相当の数の文学者たちの集団である。小説や評....
「スポーツ・文学・政治」より 著者:坂口安吾
思った。チエホフって奴は永遠の青年だね。フロイドなんかも逆に考えてそう言えるね。
福田恆存もそういっていた。真善美なんて過程と段階の区別はなくなって来るものなんだ....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
自分のことはできない。人の借金の言い訳はできるが、自分の借金の言い訳はできない。
福田恆存が税務署へ税金をまけてもらいに行こうとしたら、隣家の高田保が、 「自分の....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
ないことをようやく知ったのである。 ★ 熱海大火後まもなく
福田恆存に会ったら、 「熱海の火事は見物に行ったろうね」 ときくから、 「行っ....
「由起しげ子よエゴイストになれ」より 著者:坂口安吾
うところも見当らなくて、由起さんの小説は甚しく感性的で、雑然としているのである。
福田恆存が由起さんを酷評しているのは、当ったところがある。福田の批評は親切でない....
「あるニュウ・フェイスへの手紙」より 著者:岸田国士
いう戯曲を読みましたか? 原作は韻文だそうだけれども、そのためもあつてでしょう、
福田恆存君の訳でも非常に流暢な、しかし、ひとひねりした会話の連続です。 この芝....
「『演劇』あとがき」より 著者:岸田国士
ついて、深い洞察と鋭い見識をもち、批評に創作に最も新鮮で豊かな才能を示しつつある
福田恆存君に、その所信を明らかにしてもらった。 一、演劇の歴史 これは世界演....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
分神がかり的な術者が多いのである。 大磯にAさんという指圧がおって、あるとき、
福田恆存と三枝博音両氏の紹介状をもって私のところへモミにきた。 この人がやっぱ....