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禰
「禰〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
禰の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「竜」より 著者:芥川竜之介
思議が起ったと申しますのは、春日《かすが》の御社《おやしろ》に仕えて居りますある
禰宜《ねぎ》の一人娘で、とって九つになりますのが、その後《のち》十日と経たない中....
「富士」より 著者:岡本かの子
は過ぎた。 娘の神が捧げて過ぎた机代のものの中で、平手《ひらて》に盛った宇流志
禰《うるしね》の白い色、本陀理《ほだり》に入れたにいしぼりの高い匂いが、自分に絶....
「貝の穴に河童の居る事」より 著者:泉鏡花
十年にも近かろう、皺びた翁の、彫刻また絵画の面より、頬のやや円いのが、萎々とした
禰宜いでたちで、蚊脛を絞り、鹿革の古ぼけた大きな燧打袋を腰に提げ、燈心を一束、片....
「死者の書」より 著者:折口信夫
した風儀になって行く世間を、呪いやめなかった。 手近いところで言うても、大伴|宿
禰にせよ。藤原|朝臣にせよ。そう謂う妻どいの式はなくて、数十代宮廷をめぐって、仕....
「水の女」より 著者:折口信夫
嘗の中臣天神寿詞は、飲食の料としてばかり、天つ水の由来を説いているが、日のみ子宿
禰が天神寿詞を奏したと伝えている。貴種の出現は、出産も、登極も一つであった。産湯....
「多神教」より 著者:泉鏡花
場所 美濃、三河の国境。山中の社――奥の院。 名 白寮権現、媛神。(はたち余に見ゆ)神職。(榛貞臣。修験の出)
禰宜。(布気田五郎次)老いたる
禰宜。雑役の仕丁。(棚村久内)二十五座の太鼓の男。....
「なよたけ」より 著者:加藤道夫
麻呂から五位の位を奪いとった我等が仇敵は? 文麻呂 (凜たる声)大納言、大伴ノ宿
禰御行! 綾麻呂 巧みなる贈賄行為で人々を手馴ずけ、無実の中傷で蔵人所の官を奪い....
「奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
その年貢の増徴を命じて多年悶着を重ねておった。久安四年に忠実がそのうち高鞍・大曾
禰・本良・屋代・遊佐の五荘を左大臣頼長に譲ったについて、頼長はその年貢に非常な値....
「炭焼長者譚」より 著者:喜田貞吉
姓氏を名乗り、それが奏任官以上ともなれば、鹿爪らしく何の朝臣だの、何の連だの、宿
禰の、真人の、県主のと、それぞれ昔の貴族豪族の姓を名乗っていた時代が近く五十年前....
「憑き物系統に関する民族的研究」より 著者:喜田貞吉
様なこともなく、遂にはここに立派な「筋」が成立するのである。かの陰陽筋・神子筋・
禰宜筋などと云われて、時としては世間から婚を通ずるを憚られる様な家筋のものの中に....
「宝永噴火」より 著者:岡本かの子
村で二三軒|小火を起した家もあった。草葺屋根にも出来るだけ水を撒いた。須走村では
禰宜の大和家に火の玉が落ち、それから村一統も焼払われたという噂なぞ聞えて来た。 ....
「古事記」より 著者:太安万侶
、御陵は片岡の馬坂《うまさか》の上にあります。 孝元天皇 ――タケシウチの宿
禰の諸子をあげているのは豪族の祖先だからである。―― オホヤマトネコ彦クニ....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
もしなかったとも言われ、先祖の鬼がいたという鬼の洞が今もある。同じ京都の北の貴布
禰神社の旧祠官|舌氏も、鬼の子孫だと言われていた。大和の宇智郡地方には、鬼筋とい....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
から、特に賤視せられたものであろうと思われる。顕宗天皇元年六月、狭々城山君韓※宿
禰、天皇の御父市辺押磐皇子殺害の罪に連坐して、特に死一等を許され、陵戸にあてて兼....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
異記』をみても、その実例のはなはだ少からぬに驚かざるをえぬ。孝謙天皇の朝に犬養宿
禰真老という人が、自度の沙弥の乞食を撃って悪死の報いを得たとか、聖武天皇の御代に....