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「禿げちょろけ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

禿げちょろけの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
近世快人伝」より 著者:夢野久作
。 『久し振りだ。丁度いいところだから一杯飲め。まずその肴を抓め』という。見ると禿げちょろけた椀の蓋に手前が川で掴んで来たらしい一|寸ぐらいの小蝦が二匹乗っかっ....
ロンドン一九二九年」より 著者:宮本百合子
ろのを仕立直したスカートをつけたお下髪の女の子そのほかが草原で遊んでいる。草原は禿げちょろけだ。短い草が生え、ところどころ地面が出ている。賃貸し椅子はない。人間....
随筆 寄席風俗」より 著者:正岡容
黒襟の美しい女たちが、どうかすると桟敷に来ていた。――はばかりへ立つ通りみちに、禿げちょろけた鏡が懸かって、「一奴、紋弥、小南」などと、当時でさえもすでに古びた....