禿頭病[語句情報] » 禿頭病

「禿頭病〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

禿頭病の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海に生くる人々」より 著者:葉山嘉樹
れた。彼が船へ持って来たものは、そのからだと、その切り捨てられた仕事着と、初期の禿頭病《とくとうびょう》とだけであった。 彼は、陸上でひどく苦しんだ。彼の家は....
街頭から見た新東京の裏面」より 著者:杉山萠円
》が狸《たぬき》と手を引合ってダンスをやっている絵が描いてあるかと思うと、家伝「禿頭病専門名薬」という広告が何かの新聞に出ていた。いずれも九州帝国大学の向うを張....
今昔茶話」より 著者:国枝史郎
よ、といったような、よく云えば剛胆、素直に云えば胆汁質のボーッとした態度で、 「禿頭病にかかったんだ」 と云って、ノンビリと椅子へ腰をかけた。 禿頭病といえ....
自力更生より自然力更生へ」より 著者:三沢勝衛
まことに不適当な土地に、ひょろひょろしたような貧弱な小麦を、しかも凍寒害を蒙って禿頭病にかかったような麦畑を耕作しておりますよりも、少し極端な言い分かは存じませ....