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「私党〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

私党の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
近時政論考」より 著者:陸羯南
ネに利用害用あるがごとし。 と。しかして当時民権を唱うる人々の内心を分析してその私党心あるを説き、またこの人々の身分を評論して無産の士族なることを説き、ついに民....
辞典」より 著者:戸坂潤
、一般的に不定な読者を想定するものを指す。併しその内でも、私的・個人的・市井的・私党的な興味に基くものと、公的・国家的・市民的・社会党派的な興味に基くものとを区....
社会時評」より 著者:戸坂潤
と乏しくて、そしてズッと観念論的でお説教的な内容に富んでいる文部省では、益々閥や私党の対立が暇つぶしとしても必要かも知れない。官吏のウダツが上らず、最近までは、....
光り合ういのち」より 著者:倉田百三
ャ的精神から身心を鍛えようと志している者との間のギャップを感じて来だした。彼等は私党を組んで下級生を撲ったり、クラスの中で幅を効かした。そして試験の時にはカンニ....
南国太平記」より 著者:直木三十五
る狐とはちがう」 一木の顔色が動いた。 「奈良崎、君公の御裁許も仰がず、濫りに私党を組んで、無届出奔に及ぶ段、不届千万、上意によって討取る」 「そうか」 奈....
三国志」より 著者:吉川英治
コトナルハ、君臣ヲ重シトスト。 近者。――曹賊出テヨリ閣門濫叨シ、輔佐ノ実ナク、私党結連、朝綱タチマチ敗壊ス。 勅賞|封罰ミナ朕ガ胸ニアラズ。 夙夜、憂思シテ恐....