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「私度〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

私度の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
野ざらし」より 著者:豊島与志雄
沢山いけるんですか。」と俊彦が尋ねた。 「それほどでもありません。」 「うそよ。私度々あなたの酔ってる所を見たわ。」 「酒に弱いから酔うんだよ。……そしてあなた....
間人考」より 著者:喜田貞吉
ハシヒトとの語を別々に継承したものであった。 中間法師とは課役を避けて出家した私度の僧の徒で、家に妻子を蓄え口に腥※を啖うという在家法師、すなわち非人法師の亜....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
善清行のいわゆる「家に妻子を蓄へ、口に腥※を啜ひ、形は沙門に依て心は屠児の如き」私度の法師が、盛んに流れ込んだのであった。かくて「天下の人民三分の二は是れ禿首の....
濫僧考補遺」より 著者:喜田貞吉
「偏へに凡人に准じて」還俗の手続きなどを要しなかったものらしい。これは彼らが本来私度の僧で、「私に自ら髪を落し猥りに法服を著け」たものであったから、国法の上では....