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私権
「私権〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
私権の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
生がフヒスセリングの講義を訳述して「万国公法」と題して出版したものの中には「万国
私権通法」という名称を用いてある。また慶応四年に開成学校から出版された津田真一郎....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
熱誠のあまり時としては鏖殺《おうさつ》を事とするに至った。国民兵の某隊は、その
私権をもって軍法会議を作り、わずか五分間のうちにひとりの捕虜の暴徒を裁断して死刑....
「日本男子論」より 著者:福沢諭吉
欲する者なり。 人間|処世《しょせい》の権理《けんり》に公私の区別ありて、先ず
私権を全うして然る後、公権の談に及ぶべしとの次第は、かつて『時事新報』の紙上にも....
「三国志」より 著者:吉川英治
あっては宰相の権をにぎり、出ては兵馬を司るのも、こうしなければ、四方の暴賊はみな
私権を張り、人民はいつまで戦禍の苦しみから救われず、秩序は乱れるばかりで、遂には....
「三国志」より 著者:吉川英治
を取るという規則であった。 一、法規以上を追求して、百姓に苛酷なる者。 一、
私権を振舞い、百姓の怨嗟をかい、田に怠りの雑草をはやす者。 一、総じて、軍農の....