私立探偵[語句情報] »
私立探偵
「私立探偵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
私立探偵の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「振動魔」より 著者:海野十三
」 そう云って青年紳士は、一葉の名刺をさしだした。とりあげて読んでみると、 「
私立探偵 帆村荘六」 こんな名刺なんか、破いて捨てちまえだと思った。しかしそん....
「人間灰」より 著者:海野十三
ていたのです」 そういって、青谷技師の手錠の上へ一枚の名刺を置いた。それには「
私立探偵|帆村荘六」とあった。....
「西湖の屍人」より 著者:海野十三
私はそれでも、ロマンチストだから構わないようなものの、かれ帆村なるものは、商売が
私立探偵ではないか。帽子の天頂から靴の裏底まで、およそリアリズムであるべきだった....
「赤耀館事件の真相」より 著者:海野十三
ったのです。 「お嬢様、今日は私の友人を連れて伺いましたよ。赤星五郎という、実は
私立探偵なのです。例の事件について深い興味を持っている人で、今日は改めて赤耀館や....
「省線電車の射撃手」より 著者:海野十三
う。 「総監閣下、失礼ですが、誰がそんなことを申しましたか」 「帆村荘六氏じゃ、
私立探偵の。いま私の邸に見えて居られる」 帆村荘六といえば、警部は知らぬ人でも....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
エレベーター坑道の底部に開いているものは、エレベーター故障事件に発して、炯眼なる
私立探偵|帆村荘六に感付かれたが、軍部は逸早くそれを識ると、数十万円を投じたその....
「地獄街道」より 著者:海野十三
うに歩けなかった。そして辻永の姿を見失ってしまった。 私は探偵小説家だ。辻永は
私立探偵だった。 だから二人は知り合ってから、まだ一年と経たないのに十年来の知....
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
と思ってるんだネ、ジュリアさん。僕たちは、ちっとも怪しかないよ。僕たちはこれでも
私立探偵なんだよ。知っているでしょ、いま帝都に名の高い覆面探偵の青竜王ていうのを....
「地中魔」より 著者:海野十三
と同時に、陽の光はジリジリと暑さをもって来た。 ここは東京|丸の内にある有名な
私立探偵|帆村荘六氏の探偵事務所だ。 少年探偵の三浦三吉は、今しも外出先から汗....
「蠅男」より 著者:海野十三
ないのです。あなたがたは官権というもので捜査なさるからたいへん楽ですが、われわれ
私立探偵となると、表からも乗り込めず、万事小さくなって、貧弱な材料に頼って探偵を....
「鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
に、細い黒縁《くろぶち》の眼鏡《めがね》をかけ、脣が横に長いのを特徴の、有名なる
私立探偵|帆村荘六《ほむらそうろく》だった。一頃から思えば、この探偵も深刻にふけ....
「すり替え怪画」より 著者:海野十三
実その通りであることが日を経るに従って、いよいよ明白となった。 そこで伯爵は、
私立探偵の手を借りることに決心した。この方面に多少明るい某というやはり伯爵の二男....
「金属人間」より 著者:海野十三
、この事件の捜査をこれまでどおり検察当局の手でつづけるとともに、それと平行して、
私立探偵の蜂矢十六《はちやじゅうろく》に捜査を依頼したのであった。
私立探偵蜂....
「鬼仏洞事件」より 著者:海野十三
さんじゃありませんか」 帆村というのは、東京丸の内に事務所を持っている、有名な
私立探偵|帆村荘六のことであった。彼は、理学博士という学位を持っている風変りな学....
「人造人間事件」より 著者:海野十三
この辺は僕の縄ばりなんでネ」 といって彼は笑った。帆村理学士といえば道楽半分に
私立探偵をやっていることで警官仲間によく知れわたっていた。彼の学識を基礎とする一....