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「私記〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

私記の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
斗南先生」より 著者:中島敦
* 右の一文は、昭和七年の頃、別に創作のつもりではなく、一つの私記として書かれたものである。十年|経《た》つと、しかし、時勢も変り、個人も成長....
十二支考」より 著者:南方熊楠
大蛇とあり、『和名抄』に蛇和名|倍美《へみ》一名|久知奈波《くちなわ》、『日本紀私記』にいふ乎呂知《おろち》とあり、今俗には小さく尋常なるを久知奈波といひ、やや....
素朴な庭」より 著者:宮本百合子
静謐さ、敏感な内気な愛が漲っている。四季に分けて書かれたヘンリー・ライクロフトの私記と云う随筆集の中に、彼の庭園についての好みを書いてあるところがある。彼の心持....
無題(四)」より 著者:宮本百合子
ヘンリー・ライクロフトの私記の中に、 自分は、斯うやって卓子の上にある蜜も、蜜であるが故に喜んで味わう....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
たとある。かく上人との昵《なじ》みの深くなるにつれて、上人の来訪もあり、『円頓戒私記』の書写を頼まるることになったが、これも往生の縁というので、実隆は子細なく領....
野ざらし」より 著者:豊島与志雄
口になりながら、而も真面目だかどうだか見当のつかない調子で、云い続けていった。「私記者なんかしたものだから、ここに居てもいろんなことを人に云われて、ほんとに嫌に....
間人考」より 著者:喜田貞吉
ので、既に卜部兼方の釈日本紀にもそうあるのを以て見れば、おそらく平安朝の博士達の私記によったものであろう。 しかるに従来の国学者国史家等、多く※部のハセツカベ....