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「私論〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

私論の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
両輪」より 著者:宮本百合子
に理論家のしなければならないことは、理論家たちがきょうまだ多分に身につけている「私論的要素」をはやく乗りこえることである。一つ一つの作品を分析し、綜合し、生きた....
物理学の要用」より 著者:福沢諭吉
ぶを恥ずるが如し。その仏を駁撃するはあたかも儒者流の私《わたくし》なれども、この私論《しろん》の結果をもって惑溺を脱したるは、偶然の幸というべし。 支那の儒者も....
私の見た大学」より 著者:戸坂潤
判らない小説、自分だけが面白がるための小説、を意味する心算ではないらしい。それで私論というのも、自分にしか通用しない論文という意味ではあるまい。もっとも私語とい....