秋の除目[語句情報] » 秋の除目

「秋の除目〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

秋の除目の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
山椒大夫」より 著者:森鴎外
元服して正道と名のっている厨子王は、身のやつれるほど歎《なげ》いた。 その年の秋の除目《じもく》に正道は丹後の国守にせられた。これは遙授《ようじゅ》の官で、任....
姨捨」より 著者:堀辰雄
とは考えもしなかった。が、さすがに少女ももう大ぶおとなびては来ていた。 父が或秋の除目《じもく》に常陸《ひたち》の守《かみ》に任ぜられた時には、女《むすめ》は....
源氏物語」より 著者:紫式部
っぱな人格を尊敬することに託して、自分は源氏に位を譲ろうかとも思召すのであった。秋の除目《じもく》に源氏を太政大臣に任じようとあそばして、内諾を得るためにお話を....
源氏物語」より 著者:紫式部
れて答案の審査にあたったのであるが、及第は三人しかなかったのである。そして若君は秋の除目《じもく》の時に侍従に任ぜられた。雲井《くもい》の雁《かり》を忘れる時が....