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「秋津〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

秋津の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
》い事などと、それでは角力でも何《なん》でもありません。芝居でも稻川《いながわ》秋津島《あきつしま》などゝいうといゝ俳優《やくしゃ》が致します、極《ごく》むかし....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
きつけたものが、やがてその床の間に飾られた。荷田宿禰羽倉大人。賀茂県主岡部大人。秋津彦瑞桜根大人。神霊能真柱大人。あだかもそれらの四人の大先輩はうちそろってこの....
古事記物語」より 著者:鈴木三重吉
まいに、とかげの形をした、いちばん大きな本州をおこしらえになって、それに大日本豊秋津島というお名まえをおつけになりました。 これで、淡路の島からかぞえて、すっ....
小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
尋ねいだして、雌雄を一戦に決せんとするなり。 吉野を旗艦として、高千穂、浪速、秋津洲の第一遊撃隊、先鋒として前にあり。松島を旗艦として千代田、厳島、橋立、比叡....
日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
中の柱として、(略)産みます時になりて、先づ淡路洲を胞となす。(略)廼ち大日本豊秋津洲を生む。次に伊予の二名洲を生む。次に筑紫洲を生む。次に億岐洲と佐渡洲を双子....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
するは一種の語格なり」と云ってある。「豊旗雲」は、「豊雲野神」、「豊葦原」、「豊秋津州」、「豊御酒」、「豊祝」などと同じく「豊」に特色があり、古代日本語の優秀を....
最古日本の女性生活の根柢」より 著者:折口信夫
に併合せられていって、大きな村の称する国名が、村々をも籠めてしまうことになった。秋津洲・磯城島と倭、みな大和平原における大きな村の名であった。他の村々の君主も、....
なよたけ」より 著者:加藤道夫
ずれ雲が晴れてみれば分る。……玲瓏と云うか崇厳と云うか、とにかく、あれは日の本の秋津島の魂の象徴だ。……儂はもう文麻呂の奴に早くみせてやりたくてな。 衛門 手前....
昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
だ。 富士洞窟の正体 『八島』の後から、つづいて姉妹艦の『千代田《ちよだ》』と『秋津洲《あきつしま》』が、むくむくッと渦巻を湧きたたせて浮き上ったが、内火艇は全....
国号の由来」より 著者:喜田貞吉
国、豊葦原瑞穂国、葦原中国、玉墻内国、細戈千足国、磯輸上秀真国、或いは虚見倭国、秋津洲倭国などの称号が、古く呼ばれた事があった。その大八洲国とは群島国の義であり....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
ギと聞き羊ならんと思ひしが、日光丸の大船長」の狂歌を船長に贈り、 日光船内有敵、秋津洲裏一男児。 (日光丸の船内には名医がいて、私ははじめて会ったのに旧知の人の....
古事記」より 著者:太安万侶
アメノサデヨリ姫といいます。次に佐渡《さど》の島をお生みになりました。次に大倭豐秋津島《おおやまととよあきつしま》(本州)をお生みになりました。またの名をアマツ....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
ら五十歳への、彼の人間ざかりと、一門繁昌の緒にあるところを書いております。“日本秋津島ハ、ワヅカニ六十六ヶ国、平家|知行ノ国三十余ヶ国、スデニ半国ヲ超エタリ――....