秋田雨雀[語句情報] » 秋田雨雀

「秋田雨雀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

秋田雨雀の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
シナーニ書店のベンチ」より 著者:宮本百合子
び去れないところの魂のある姿なのだ。そうでないとしたら、社会主義者で芸術家である秋田雨雀さんが、大劇場の桜の園を観た一九二八年に漸く、ロパーヒンは悪人じゃありま....
ソヴェト文壇の現状」より 著者:宮本百合子
カートがはられている。そこへ、革命十周年記念祭のお客で日本から来ていた米川正夫、秋田雨雀をはじめ、自分も並んで、順ぐりに短い話をした。キムという、日本語の達者な....
昭和の十四年間」より 著者:宮本百合子
正十一年であった。ロマンティックな傾向に立って文学的歩み出しをしていた藤森成吉、秋田雨雀、小川未明等の若い作家たちは、新たに起ったこの文学的潮流に身を投じ、従来....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
の色どりを物語っているような三重吉の「千代紙」「赤い鳥」、夢幻的な気分で貫かれた秋田雨雀の作品、小川未明の作品などに、次代の声々をあげはじめたのは、何故であった....
ロシヤに行く心」より 著者:宮本百合子
でしょう。ロシヤとフランスに一年半位ずついられたら幸福だと思います。向うへ行って秋田雨雀さんなどと御会いも出来ると思いますし、ロシヤ語の出来る湯浅さんが一所です....
マダム貞奴」より 著者:長谷川時雨
いたり、謝《あやま》ったり、悦んだりしていなければならないであろう。文壇の人では秋田雨雀《あきたうじゃく》氏が貞奴心酔党の一人で、その当時|早稲田《わせだ》の学....
放浪記(初出)」より 著者:林芙美子
だ。又、生活線が切れるんじゃないかと思ったが、兎に角私は街に出た。 訪問先きは秋田雨雀氏のところ――。 此頃の御感想は……私は此言葉を胸にくりかえしながら、....
日記」より 著者:宮本百合子
に度きょうがあると云えば□えるのだったそうだ。無言劇は或程度まで行くものである。秋田雨雀氏は、まだ気分劇で、舞台の実地のことはあまり知らないと云う話、明治初年の....
夜長ノート」より 著者:種田山頭火
る。 スバル、白樺、三田文学、劇と詩、朱欒。永井荷風氏、吉井勇氏、北原白秋氏、秋田雨雀氏、上田敏氏、小山内薫氏、鈴木三重吉氏。…… 早稲田文学、文章世界、帝....
池袋の店」より 著者:山之口貘
ころが一般にうけているのかも知れないのだ。筆者はここでしばしば、ステッキを片手の秋田雨雀氏の姿も見かけるのである。なにしろ、繁栄している店なのだが、来る人達の生....