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秋蝉
「秋蝉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
秋蝉の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「蘆声」より 著者:幸田露伴
る。日の光は背に熱いが、川風は帽の下にそよ吹く。堤後の樹下に鳴いているのだろう、
秋蝉の声がしおらしく聞えて来た。 潮は漸く動いて来た。魚はまさに来らんとするの....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
る村もある。
其様な騒ぎも何時しか下火になって、暑い/\と云う下から、ある日|
秋蝉がせわしく鳴きそめる。武蔵野の秋が立つ。早稲が穂を出す。尾花が出て覗く。甘藷....
「別れたる妻に送る手紙」より 著者:近松秋江
猫で、あれと追駈ッこをして見たり、樹に逐い登らして、それを竿でつゝいたり、弱った
秋蝉を捕ってやったり、ほうせん花の実って弾けるのを自分でも面白くって、むしって見....